ブログの抜け殻

コロんでコロんでコロなりました

コマネチさん

何年も前に機内誌にコマネチさんのインタビューが載っていた。 大変な半生だったんだなぁと思った。 「妖精」と言われたが、ある意味で当たっている。 妖精は、人間ではない。 まっとうな人間として扱われなかったこともあったのではないか。 だから、ビートたけしと一緒に「コマネチ!」のポーズをとることなんて、ヘとも思わなかっただろう。

女は弱い存在だ。 だから、生きのびるためには周囲から顔をしかめられるほど厚かましくいかなければ、生きること自体が危うくなる。 生物学的に生きのびることが今ここで最も必要な場合、人様への配慮や感謝や気づかいや礼儀なんて、心から吹っ飛んでしまう。 人間の文明的な側面を吹っ飛ばして、動物になって突破しないと、生物学的に生き残ることができない状況になるからだ。 

男も弱い。 女は言うことを聞けば助かる場合も、男の場合はそうはいかない場合がある。 身の危険を感じて発狂寸前の状態でいる人たちがたくさんいることだろう。 

病の恐怖は大きいが、違う恐怖に直面している人たちがたくさんいるだろう。 人の世でいちばん恐ろしい存在は、人間だ。

 

ぼんやりぶろぐ