ブログの抜け殻

コロんでコロんでコロなりました

スズメバチとミツバチ

スズメバチに巣を襲撃されたミツバチたちは、数の力で、スズメバチを殺して、自分たちの巣を守る。 

体格が大きく腕っぷしが強いスズメバチに、小さく弱いミツバチは、一対一でかかっては、ひとたまりもない。 スズメバチにいいように居座られて、自分たちの仲間を搾取され続けるのがオチだ。

そんなミツバチたちが、束になって、一匹のスズメバチに群がり、自分たちの羽根を高速で動かして熱風を発生させて、一匹のスズメバチを蒸し殺す。 これは、ミツバチにとっても、自殺行為だ。 一匹のスズメバチを殺すのに、数十匹のミツバチたちが命を落とす。 それでも、ミツバチたちは、スズメバチに居座られてやりたい放題させないために、自分たちの巣を守る、自分たちの城を守る、自分たちの居場所を守り切る。 小さなミツバチたちの自殺行為は、最後の手段だ。 最後の手段をとらざるをえなくなったミツバチたちは、悲しく、哀れであり、それを美化するのは愚行だ。 なぜなら、最後の手段をとらざるをえなくなるような状況になった原因の究明と改善を、次世代のミツバチたちに丸投げするだけだからだ。  

 

ぼんやりぶろぐ