訪日観光産業という「外国人に物乞いする産業」の再開

10年以上前に、小田嶋隆氏が『日経ビジネス』ネット版のコラムで、「観光産業は物乞いの産業だ」と、観光産業の本質を鋭く言い当てた。　「観光立国とは、外国人に銭を放ってもらう物乞い行為で日本を繁栄させることを意味する」と書いておられた。以前の、輸出産業で成り立っていた日本は、輝かしい国だった。　「物乞いの仕事は、特別なスキルがなくてもできる。　地べたに這いつくばって、カネをくれる外国人たちに卑屈な笑いを浮かべて、お辞儀をして手を差し伸べればよいだけだ。これが「おもてなし」のスキルの正体だ。　岸田ジャパンは、職業訓練の政策も推進することになったはずだ。　高スキルの人材を早期に育成して、物乞い稼業への依存を大幅に減らす一方で、胸を張って従事できる誇らしい仕事の能力が有る日本人による実の有る産業を振興してほしい。　大いに期待しています。

ぼんやり