FTと日刊ゲンダイの共通点
イギリスの高級ビジネス紙FTにこんな記事が載っていたらしい:
コロナ禍が暴いた西側民主主義の子供っぽさ 地球規模で対応できるかどうかが本当の試金石に | JBpress (ジェイビープレス)
FTとWSJについては、日本に関する正確さが欧米メディアの中ではまだマシという印象を、私は持っている。
かつてFTには、デヴィッド・ピリングというFT日本支局長がいて、笑える記事を書いていた。 笑えるというのは、どういうわけか彼が日本についてのマイナーな小ネタを良く調べて書いていたと私が感じたからである。
「日本支局長」という肩書を見るとさぞかし偉いんだろうと思うだろうが、多くの欧米メディアの日本支局は1人しかいないワンマンオフィスだ。 ただ、ピリングは、日本語をかなり流暢に話せるだろう、と想像できるようなコマいネタ取材をしていた。
今のFT日本支局長が誰であるか私は知らない。 上記リンク先の記事を見て、私がFTを購読していた20年前を思い出した。 当時私はFTを読みながら、FTって日刊ゲンダイみたいな文体で笑える!と思っていた。 欧米メディアの格調のレベルに思いをはせていたものだ。
FTを取り込んでからというもの日経の格調は残念なことになってしまっている。 日経の今後の更なる格調の下落に身構えるよ。
ぼんやりぶろぐ